… … …(記事全文3,229文字)「精神科医おどおど日記——閉鎖病棟24時、本日当直、あらゆる精神疾患寝ずに診ます (日記シリーズ) 後編」(駒木爽著・1540円・三五館シンシャ/フォレスト出版)
「病気だから入院が必要です」と伝える医師。
「病気じゃないから入院しません」
この押し問答は統合失調症患者相手の診察では「定番」です。
そんな患者の命を救うための精神科の最終兵器が「修正型電気けいれん療法」。これこそが救命の切り札です。合計10回の電気治療が終わる頃には、大部屋で安静に過ごせるまでに回復。
「今は霊の気配を感じません」
「お祓いしなきゃっていう焦りがぐるぐる渦巻いていたのが静かになっています」
「頭の中で聞こえていた声が消えました。除霊は引退ですね」
自らを客観視できるようになってそんな冗談まで飛ばせるようになった。
「鬱病は心の風邪」などと言われますがそんな生ぬるいものではありません。「心の骨折」です。骨折なら健康な人なら3カ月で治癒できるでしょうが、鬱病ではそれ以上です。




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