… … …(記事全文4,129文字)「勝てる監督は何が違うのか 前編」(広岡達朗著・1320円・ 宝島社)
現役時代は読売ジャイアンツで活躍、監督としてはヤクルトスワローズ、西武ライオンズをそれぞれリーグ優勝・日本一に導いた広岡達朗さん。
実に70年もの間。プロ野球を内外から見続け、そして戦い続けてきた“球界の生き字引”の眼力は92歳でも衰えませんでした。
現役時代、“野球の神様”川上哲治さんとも衝突。監督時代は選手を厳しく律する姿勢から“嫌われ者”と揶揄されています。「忖度なし」で球界を批評する姿勢が“老害”と呼ばれました。
でも、その辛口な発言は多くの野球好きの耳目を引き、メディアで人気を集める。92歳の発言が注目を集めることは他のジャンルでは類を見ないでしょう。
大木のように何者にも屈しない一本気。どこで、どのように形成されたのか。この人を突き動かしたものは何だったのか・・・野球ファンを惹きつける源泉は何か。広岡さんが球界に遺した言葉とは……。
球歴をつぶさに追うとともに、彼とともに球界を生きた「レジェンド」たちの証言から広岡達朗という人物の正体に迫ります。
『江夏の遺言』という本を読まなければ、この人の本を手に取ろうとは思わなかったでしょうね・・・。たしかに解説はきちんと分析されて正確無比。けど厳しいんですよ。かなり。
そこが関根さんと大きく違うところ。関根監督はだれにも優しい。だから名監督にはなれませんでした。けど、あの人が育てた選手は数え切れません。つまり、そういう意味では名伯楽。名指導者でした。
さて、本書を具体的に解説する前に、西武ライオンズ時代、江夏さんとどう対立したの



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