… … …(記事全文3,704文字)「任侠映画伝 前編」(俊藤浩滋・山根貞男著・2200円・講談社)
俊藤浩滋を相手にした「聞き書き」。
「博徒」「昭和残侠伝」「緋牡丹博徒」シリーズなど、東映任侠映画生みの親俊藤浩滋がついに語ったわが映画と俳優たち。マキノ雅弘との出会い、鶴田浩二の仁義、高倉健との歩みなどを貴重な写真を交えて綴る。
女優の富司純子は2番目の娘。孫はこれまた女優の寺島しのぶさん。歌舞伎俳優の八代目尾上菊五郎さん。
山口組最高幹部ボンノこと菅谷政雄とは同郷の幼馴染。突如として現れたヤクザ世界と芸能界に強いパイプを持つ怪人。
1916年、神戸生まれ。会社勤めやクラブ経営のあと、1962年より東映映画のプロデューサーとして活躍し、60年代後半、任侠映画ブームを巻き起こす。
代表的なシリーズ作品には、鶴田浩二主演「博徒」「博奕打ち」、高倉健主演「日本侠客伝」「昭和残侠伝」、藤純子(後の富司純子)主演「緋牡丹博徒」など。若山富三郎や菅原文太や松方弘樹も含め、多彩な人気スターの信望のあつい名伯楽として知られる。その後も独自の任侠映画をつくりつづけ、最新作は1999年2月封切りの「残侠」。
警察も誤解するほど、神戸のヤクザ連中から「兄貴、兄貴」と呼ばれていた。もちろん、盃を受けたことはありません。つまり、本筋のヤクザになったことはありません。
当時、懇意にしていたのが大野福次郎という大親分。兄弟分には、本多会初代会長の本多仁介、大阪の三代目酒梅組の松山庄次郎など錚々たる親分衆。



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