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中島孝志(作家・コンサルタント etc)

中島孝志

「なめたらいかんぜよ: 脚本家・高田宏治が生きた東映五十年の狂熱 前編」(春日太一著・2970円・小学館)

「なめたらいかんぜよ: 脚本家・高田宏治が生きた東映五十年の狂熱 前編」(春日太一著・2970円・小学館)

大宅賞作家、受賞後初の重厚書き下ろし!

「なめたらいかんぜよ!」

後に流行語にもなった、映画『鬼龍院花子の生涯』を象徴する名台詞に通底する精神が、既に高田の中に煮えたぎっていた。そして、このセリフは、『鬼龍院』だけでなく高田の脚本家人生そのものを表す言葉でもあった。(プロローグより)

『鬼龍院花子の生涯』『極道の妻たち』『仁義なき戦い 完結篇』『野性の証明』『十兵衛暗殺剣』『激突!殺人拳』『北陸代理戦争』『実録外伝 大阪電撃作戦』『復活の日』『日本の首領』・・・数多の名作の脚本を書きまくり、東映50年を支えた脚本家・高田宏治に迫真インタビュー!

深作欣二、五社英雄、笠原和夫、岡田茂、日下部五朗、中島貞夫・・・脚本術のすべてと盟友たちへの積年の愛憎を語り尽くした50時間。

「自分から映画を企画したことはないな。ほとんどが、あてがいぶちや」--

脚本家は、思うままに自身の創作をする「作家」というよりは、注文に応じて組み立てる「職人」なのである。高田はその「職人」の最たるところであった。(本文より)


【編集担当からのおすすめ情報】

企画スタートからおよそ4年。著者は毎月のように老脚本家のもとに通い、取材を重ねました。その内容の濃さと情報量は大宅賞受賞の名作『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』をも凌ぐ膨大なものです。

著者と高田氏の”格闘”とも言える共同作業の結果、出来上がった『なめたらいかんぜよ』は、『鬼の筆』とはまるで肌触りの違う本に仕上がりました。

『鬼の筆』が巨星の「栄光と挫折」をたどったものならば、『なめたらいかんぜよ』は「挫折に次ぐ挫折」を経て仕事人が成り上がっていくそのプロセスを豪快に描きます。

… … …(記事全文3,874文字)
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