… … …(記事全文3,677文字)「日本を滅ぼす簡単な5つの方法 世界は悪意と危機に満ちている 後編」(西村幸祐・織田邦男著・1980円・ワニブックス)
米ソの中距離核戦力、すなわち、射程500km-5500kmについては、1987年に署名されたINF=中距離核戦力全廃条約でゼロになりました。
漁夫の利を得たのが中国です。間隙を縫って、現在、中距離弾道核ミサイルを2000発保有しています。
これで東アジアのパワーバランスが崩れました。外交は力なり。力とは軍事力にほかなりません。戦浪外交の極みです。
オバマと違って、トランプは危機感を覚え、2019年に条約を破棄します。そして急速に増産したのです。
問題はアジア。どこに配備するか・・・中国が狙っている「第一列島線」のうちで最も長い範囲を占めているのは日本です。しかし非核三原則がある。「核は持たず、作らず、持ち込ませず」。イシバと並ぶバカ総理と言われる三木某が言い出したものです。こんなものに縛られてきました。
日本への配備はムリだ。それを予想して、2024年4月にフィリピン軍と共同軍事演習の一環として「中距離弾道核ミサイル」の発射台をルソン島に配備したのです。米軍はさすがにいいところに目をつけています。


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