… … …(記事全文3,343文字)「チャンス大城の霊怖 人怖 後編」(チャンス大城著・1650円・ワニブックス)
前作は「僕の心臓は右にある」という本。かつて取り上げたことがあります。
いじめられっ子だった尼崎時代、東京での地下芸人時代、チャンス大城がはじめて語る、あなたの想像を超えてくる実話というもの。千原ジュニアさん、千原せいじさんも大、大っ激賞しています。
「こんなオモロいやつが今までどこに潜んでたのか。地下芸人の壮絶な半生、ここにあり。」
「いま コメント 初めてみました 泣きそうです」とチャンスさん。
ホントに奇妙な出来事に遭遇する。というか、引き寄せています。波動ですね。そういう波動の人なんです。
「お兄ちゃん私も心臓が右なの。心臓触らして。本当だ、お兄ちゃん、私の心臓も触って」
女の子の胸に手を当てて心臓を探していたら警察に捕まってしまった。不安に思ったご両親が付いて来ていたらしく交番に通報。
「今日初めて会ったんです」
「だからなんで会ってんの?」
「僕は心臓が右にあって、高校の60周年記念で風船にそのことを書いた紙を入れて飛ばしたら、偶然、心臓が右にあるこの子がその風船を拾ってくれて」
「なんやえー話やないか」
おまわりさんは感動。女の子のご両親もなにかのご縁ですね、良かったらうちにご飯食べに来て下さい、と神戸牛のすき焼きをご馳走になったとか。
右に心臓がある著者が飛ばした風船を右に心臓がある女の子が拾う確率は37億分の1だとか。
正式には「内臓逆位」というらしい。心臓だけでなく、胃腸も肝臓も腎臓も全臓器が左右反対。不都合なことはありません。心電図をとってもらうとき、言い忘れたら、「あんた死んでるわ」と看護師さんが腰を抜かした。
著者が生まれ育った尼崎は貧富の差が激しい、としか言いようがないとか。家族は全員クリス




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