… … …(記事全文2,281文字)「狂った裁判官」(井上薫著・792円・幻冬舎)
法廷が開かれる前に、有罪の判決文をあらかじめ作成している裁判官。
内心「無罪」ではないかと思える被告人に対して、自らの保身のために「有罪」を言い渡す裁判官。
判決起案という煩雑な仕事を避けるために、脅してでも当事者に和解を強要する裁判官―。
日本の司法システムがこうした「狂った」裁判官を生み続けてきたのはなぜか?司法改革を主張し、退官を余儀なくされた元裁判官が、「99%有罪」のからくりを解き明かす衝撃の一冊。
刑事事件で起訴された場合、有罪確率は99%。日本の場合、起訴されたら最後、「有罪」というレッテルを剥がすのは至難のわざです。
たとえば、全く身に覚えのない痴漢行為。被害者が主張すれば弁解は許されない雰囲気。有罪に任せるしかありません。誰の身に降りかかってもおかしくない冤罪です。人ごとで済ませるわけにはいけません。



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