… … …(記事全文2,684文字)「なぜガザは戦場になるのか - イスラエルとパレスチナ 攻防の裏側 後編」(高橋和夫著・1089円・ワニブックス)
2023年10月7日、ハマスのイスラエル攻撃作戦。作戦名は「アル・アクサの大洪水」というものでした。
アル・アクサとは何か? エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地=アル・アクサモスクのことです。なぜ「洪水」かはご存知の通り。「ノアの箱舟」の逸話でイメージできると思います。
16年以上に及ぶガザの封鎖が続いている。ガザは穴熊のような存在で、イスラエルとエジプトの封鎖により、人々はあらゆる人権が奪われた状態が続いてきました。「天井のない世界最大の監獄」と言われている通りですが、実態は監獄よりもひどい。監獄なら刑期が終われば出られますけど、ガザからは脱出できません。もちろん、強制収容所ではありません。
パレスチナが分裂したままであれば、イスラエルは和平交渉をしたくても相手がいない、と言い訳ができます。和平を進めたくないネタニヤフ首相にとっては好都合というもの。
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