… … …(記事全文3,410文字)「還暦から始まる」(谷川浩司・山中伸弥著・990円・講談社)
「最近、愕然としたことがあります」と谷川名人。
2024年4月20日、香川市で行われた第9期叡王戦第2局の立ち会い。
藤井聡太叡王が同じ21歳の伊藤匠七段に敗北。藤井8冠のタイトル戦における対局連勝が16連勝でストップ。歴代トップである17連勝に及ばなかったのです。
記録係をつとめた上野裕寿四段20歳。
「実はこの3人は将棋界で2番目3番目4番目に若い。この3人の年齢を合わせるとちょうど私と同じ62歳。勝負の行方とは別に、自分が現役棋士3人分の年齢に達していたことに衝撃。同時にそんな4人が対局室で別々の立場から同じ将棋盤を見つめていることがとても愉快に思えました」
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