「私が見た未来 完全版　後編」(たつき諒著・1200円・飛鳥新社)
著者はいわゆる霊能者なんでしょうか？　私、これまでたくさんの霊能者をプロデュースしてきましたけど、漫画家とか画家、音楽家といった人たちは「直感」が優れていて、理屈では考えない。理屈で否定したりしない。結果、とんでもないことを受け容れやすい処があります。
その代わり、言語化がとても下手。
「それって具体的には？」
「もっとわかりやすくいうと？」
「たとえば？」
そんなこと聞いたって答えられるわけがありません。そもそも言語化しにくい分野なのかもしれません。理論なんてありませんから。理論も知らない。でも、知らなくても感じることはできます。理論なんていつも後付けですから・・・。
単行本にするのは至難の業。説明しようとしても説明にならない。どうやって納得させようか、どうやって文章化しようか、とても難しかったことを覚えています。

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