… … …(記事全文2,463文字)「こころの相続 前編」(五木寛之著・946円・SBクリエイティブ)
「330万部ベストセラー「大河の一滴」が今また話題!
国民的作家、その真骨頂!
未曽有の時代に、作家がもっとも伝えたいこととは「遺産」とはお金や土地ばかりではない。
私たちが相続するものは、経済的な「形あるもの」ばかりなのか。
人との挨拶の仕方、お礼の言い方、そのほか数えきれないほどのものを、私たちは相続しているのではないか。
いまこそ「形なきもの」の中にある大切な相続財産に目を向けよ。
「魚の食べ方」という身近なエピソードから出発し、両親との記憶、日本の文化や戦争へと広がっていく話題。コロナで人と人のつながりが問われるいま、90歳に手が届く年齢となった作家が、深い思索と洞察から導きだした渾身のメッセージ。
あなたは何を遺しますか――?」
なんとも大上段に振りかぶったコピーです。こんなにパワフルで迫力があり過ぎると、引いてしまうんじゃないかな・・・私は、なにかの本に載ってたんで有無を言わずに購入しましたけどね。でなければ読まなかったでしょうね。
さて、魚を食べるのは難しい。育ちが出ますから。刺身はたいしたことありません。
難しいのは焼き魚です。
私の叔父は焼き魚喰いの達人で、ネコよりも上手でした。ホネしか残らないのです。魚のレントゲン写真か標本か、というほど見事なのです。
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