… … …(記事全文3,170文字)「チャップリンの影 日本人秘書 高野虎市 前編」(大野裕之著・2090円・講談社)
あのチャップリンの秘書は日本人だった!
世界の映画王・チャップリンの秘書は、なんと高野(こうの)虎市という日本人だった。激動の時代を生き抜いた高野の数奇な人生を追った大型ノンフィクション。
さすがの力作、傑作・・・映画になるな、これは。
1971年4月。チャップリンはアカデミー賞特別賞を受賞するため20年ぶりに米国の地を踏みます。
重大な警備をくぐり抜けて振袖姿の黒柳徹子さんが肉迫。
「日本の皆様に何か一言を・・・」
その瞬間、あと数日で83歳になる世界の喜劇王は「・・・ジャパン」とだけ言うと、目を真っ赤にして泣きはらすばかり。
なぜ泣いているのか、トットちゃんはさっぱりわからない。帰国後、淀川長治さんにたずねます。
彼には思い当たる節がありました・・・。
運転手から秘書になり、チャップリンの右腕と呼ばれる存在にまで昇りつめ、18年間もの間、
ほぼ毎日配信!年3000冊読破の読書王・中島孝志の読む!見る!通勤快読宅配便
中島孝志(作家・コンサルタント etc)