… … …(記事全文2,332文字)「徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義 前編」(黒柳徹子・淀川長治著・880円・立東舎)
美しい日本語で語られる、心があたたまるエピソードの数々
人気番組『徹子の部屋』での13回にわたる2人の対話が1冊の本に! そこで語られたのは、毎日を楽しく過ごすための淀川流人生論や、日常生活で目にした素敵な光景、もちろん映画のこと、そしてチャップリン、ユル・ブリンナー、永六輔、和田誠、谷崎松子(谷崎潤一郎夫人)らとの交流の模様まで、さまざまな話題です。そのどれもが心にしみわたり、日々の暮らしに潤いをもたらしてくれることでしょう。
「これをお読みになってくださる皆さまの、大切な大切な日常に、小さな嬉しい発見と素敵な微笑みがプラスされるなら、これほど幸いなことは、ありません」(はじめに/黒柳徹子より)。
「徹子ちゃん、徹子ちゃん、かわいいね、かわいいね、かわいいね」
会うたびには何度もおっしゃる。情熱いっぱいに。「ほっぺを触っていい?」といつもどこかを触る、とか。
それが淀川長治さん。
「徹子の部屋」で最多出演14回。ネットでインタビューされて思い出を語るうち、「徹子の部屋」で面白い話がまだたくさん残ってると伝えると、単行本になったとか。
「バスに乗るでしょ?座ってじっと乗ってるのはつらいんです。こんにちは、って言いたいんです。運転手さんに言うんです。からかっているのか、と思われるかもしれない。でも負けな
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)