… … …(記事全文3,656文字)「京都人も知らない京都のいい話 後編」(浜村淳著・935円・PHP)
美空ひばりの母親が若い頃、まだ活動写真大活躍の時代でした。弁士健在。
当時の大スターは西村小楽天という サイレント映画の弁士。
美空ひばりが歌手になったとき司会を頼みに行った。
流行歌手の司会なんてやったことない。もうすでに映画はトーキーでした。つまり、すでにすたれていた。でも、美空ひばりの母親は活動弁士が大好きだったようです。
「まあ七五調のセリフをイントロに乗せてやれば何とかなるかもしれない」
イントロに乗せると最高です。イントロがなきゃダメ。話になりません。
俳句も歌舞伎も七五調ですよね。もちろん、今この系譜を引き継ぐ人はいません。
稀に元アナウンサーがやってますけどね。下手くそです。当人は嬉々としてやってますけど、ダメですね。どっちらけ。だれも注意しないんでしょうね・・・。
「なんと言ってもうまかったのはテレビドラマ『木枯し紋次郎』等のナレーションをされてた芥川隆行さん」
たしかに。あの人はうまい。最高です。女性でも一人だけいましたね。
さて、「映画の父」と呼ばれたのが牧野省三です。
いまはなくなりましたけど、西陣中立売に千本座という芝居小屋がありました。そこの経営者。俳優の長門裕之と津川雅彦兄弟の祖父さん。
ほぼ毎日配信!年3000冊読破の読書王・中島孝志の読む!見る!通勤快読宅配便
中島孝志(作家・コンサルタント etc)