… … …(記事全文2,287文字)「どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2」(宮口幸治著・836円・新潮社)
「頑張る人を応援します」
世間ではそんなメッセージがよく流されるが、実は「どうしても頑張れない人たち」が一定数存在していることは、あまり知られていない。
彼らはサボっているわけではない。頑張れないがゆえに、切実に支援を必要としているのだ。
大ベストセラー『ケーキの切れない非行少年たち』に続き、困っている人たちを適切な支援につなげるための知識とメソッドを、児童精神科医が説く・・・とのことです。
「この世でいちばん偉い人は、自分で自分を励ませる人だ」
私はどこかでなにかの本に書きました。
他人を励ますことなんでだれにでもできますから。ホントに難しいのは、自分で自分を励ますことです。
難病、災難、倒産、人間関係・・・悩みや苦しみはいくらでもあると思います。悪気はないけど、簡単に励ましてしまいます。
「頑張れよ」
もう十分頑張ってるんです。これ以上、どうすればいいのか・・・いや、少しだけでいいからもうひと踏ん張り。
「・・・」
だから、私は「頑張れ」という言葉は使いません。そんな簡単な言葉ではないと知っているからです。
「頑張れ!自分!」
「もう少しやってみるか」「あそこまで」「あと10分だけ」
自分で自分を励ます・・・年齢もポストやポジションも無関係。チビちゃんでも頑張ってるお子さんはたくさんいますもの。
「偉いなー」
素直にリスペクトしてしまいます。
でも、世の中には頑張ろうとしても頑張れない、頑張り方がわからない、頑張ることと縁のな
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)