… … …(記事全文2,282文字)「芸能の不思議な力 前編」(なかにし礼著・1870円・毎日新聞出版)
最近ハマってるのがなかにし礼さんの本。もっと早く読んどきゃよかった。
奥付見たら2年前に買った本・・・。以来、立て続けに買っては読むの連続。原作の映画までチェックしてます。
芸能と平和が狂おしいほど一心同体であることを願っている、優しいなかにしさんの本。面白くて一気に読んだ。涙も出た。おすすめしたい!―――黒柳徹子
絶望を抱えた歌姫が至高の性愛を歌う。悲しみもだえる者が星と輝く。虚と実の間にいちばん深い歓びが花開く――芸能を、人間の最も素晴らしい表現ととらえるなかにし礼さんが、その神髄を語り尽くす。ひばりと裕次郎への追想文を含む、入魂のエッセイ集・・・とのことです。
実は、生来の芸能好き。学生時代、芸能雑誌のバイトしてたほど。
平凡、明星よく見てましたよー。スコラ創刊では連載してましたしね。
著者の「美空ひばり体験」は昭和24年=1949年9月の青森松竹座でした。
日本に引き揚げてきて3年目。11歳の時のこと。
ハルピンで父を亡くし、母と姉と著者の3人が引き揚げ船で広島の大竹港に着いたのが昭和21年10月の終わり。父の実家である小樽へたどり着き、ほっとしたのも束の間、特攻隊で死んだはずの兄が復員。
これがとんでもない男で大博打の挙句に無一文。小樽を追われて東京に3カ月。それから青森。母の弟つまり叔父のところに厄介・・・。
ほぼ毎日配信!年3000冊読破の読書王・中島孝志の読む!見る!通勤快読宅配便
中島孝志(作家・コンサルタント etc)