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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2015年12月18日


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　さて、女優の川島なお美さんが肝内胆管がんのため逝去しましたね。1週間前まで気力を振り絞るかのように舞台に立ち続けられた姿は、テレビで何回も映し出されましたから、みなさん覚えていらっしゃると思います。

　近藤先生のセカンドオピニオン外来も訪れています。法律上、亡くなった方は医者の守秘義務の対象ではありません。有名人が亡くなった場合、治療に当たった医者たちはほとんど逃げの沈黙を決めこむものです。
　川島さんの件で、がんに対する誤解が世の中に広まってしまいました。テレビのワイドショーなど、「もっと早く手術をしていれば」「抗がん剤治療を拒否していなければ」・・・という文脈で締めくくっていました。

　もしそうしていたら、もっと早く亡くなられていたでしょう。

　人間ドックのPET-CT検査で肝臓に影が映り、その後の検査で悪性の腫瘍だろう、おそらく肝内胆管がんだ、と診断されたわけです。
　「私は女優をしていて、舞台の仕事もあるので抗がん剤治療は受けたくない。かりに手術を受けるとしても、ミュージカルの舞台を終えてからにしたい」

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…（記事全文2,904文字）