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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2015年2月9日


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　いま中東でイスラム国が猛威をふるっていますね。
　元々「ミドル・イースト」の命名者はアルフレッド・マハンです。米海軍をつくりあげた人物です。

　リビアは100を超す部族からなる遊牧民の混成体です。全域が「オアシス」です。海洋モンスーンがもたらすエメラルド・グリーンの植生の世界なんですね。オアシスとは水のあるところ、という意味です。

　遊牧という生活は羊・山羊・牛・馬・駱駝などの家畜群を管理し飼育する生き様です。きちっとした季節移動があるんです。草原とオアシスの世界で育まれてきた遊牧国家のシステム。遊牧国家に独特の国制や組織がイラン・イスラーム地域に導入されました。
　首都という点ではなく、首都をふくむ夏営地と冬営地の「遊牧移動圏」という「面」で考えます。1代ごとに政権や王朝が激しく変動する可変性や枠組みの流動性です。

　匈奴の諸隊は馬の色によって編成されています。東は青（もしくは蒼）、南は赤（漢語では紅もしくは朱）、西は白、北は黒です。陰陽五行説では東南西北に色が割り当てられていることは以前から知られています。東青（青龍）、南朱（朱雀）、西白（白虎）、北玄（玄武）の4色ですね。

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