最近、人を見た目で判断せず、良いコミュニケーションをとった人がSNSなどで絶賛されているのをよく見かける。
それは、
たまたま上手くいっただけ
ほとんどの人間は見た目で分かる。
では訊くが、なぜ、その人は見た目が悪くなってるのか。
なぜ、わざわざ見た目を悪くするのか。
この場合の見た目とは、ヤ〇ザのような見た目や頭がおかしい人によく見られる見た目のことだ。
目立ちたくて、金髪にしている程度なら学生の多くがそうだから関係はない。
昨日、列車でデブの男と女がいて、二名しか座れない席を一人で占領していた。
それに対して、申し訳なさそうな顔をしていたらいいが、若い男はスマホに熱中していてお年寄りに席を譲る気もない。おばさんの女はさらに荷物を足元に置いていて、それも邪魔になっていたせいでいて、余計にもう一人が座れない。
過食症でデブになった人なら、きっと周りに気を遣うだろうが、その二人は、
無神経だからデブになったのだ。
実際に呆れるほど周囲に対して無神経だった。そのデブの二人を列車に乗る前に見かけたら、「デブだから席を譲らないだろうな」といったんは判断していいはずだ。
まあ、それくらいなら、大した問題ではない。見た目がヤ〇ザやドラッグ中毒のような人間ならどうなんだ。
再度、訊くが、
常識的な人が、なぜ、見た目をヤ〇ザのようにしているのか。
それは、
常識的な人間じゃないから
具体的に言うと、
ケンカが好きか、相手を威圧したい。または気に入らない人に対して常に殺意がある。
それだけだ。
本物のヤ〇ザかもしれないし、その末端かもしれない。
それに対して、そんな見た目の人が近寄ってきた時に、「人は見た目じゃないから」とフラットな会話を持とうと、無駄に距離を縮めると、命に関わる。
ブツブツ何かを口にしながら近寄ってきて、髪の毛は赤とか青とかで、タトゥーが入っていて、服装も高級ホテルには入れないようなサイケな洋服。ドラッグをやっているような目つき。
その人間は男性、女性に関係なく、なぜ、一般常識からかけ離れた見た目になっているのか。
すでに社会と適合していないのだ
その人間が「煙草の火、ありますか」
と言ってきて、「ありますよ」と火を貸して、「ありがとう」と言い去って行ったのはたまたま運が良かったからで、あなたが、煙草の火を貸した人を絶賛して美談にしていたら、
あなたは、列車でそんな人が暴れ出して、火炎瓶とか硫酸とか投げる事件に巻き込まれた時に、真っ先に死ぬ人になってしまう。
私は合気道をしている。
護身術だから、いったんは人を見た目で判断しないといけない。
私の先生も電車の中でそうしていると言っていた。
暴力的な人間、人を殺す人間、迷惑行為を繰り返す人間は、私や私の先生のような男は知っている。見た目で知っているのだ。
私は紳士淑女を大勢、見てきた。
最近、事情があり通勤列車で埼玉県から何度も都内に行っている。
列車の中で、見た目が紳士淑女とはかけ離れた危険な人間は必ずいて、私は近寄らないようにしているし、奴らが暴れ出して、その近くに子供がいたら助けられるように心の準備をしている。
男なんか死ぬために生まれてきたようなもの。
どこかの子供を助けて刺されても後悔しない。(ただ、私は泳げないから溺れている子供は助けられません)
「人を見た目で判断してはいけない」
と言うが、それ、見た目を悪くしている人にはなぜ何も言わずに、見た目が悪い人を嫌がる人を怒るのか。
まさに日本人の性質。
はっきりとものが言えなくて、言う時は、反論してこないタイプを標的にする。また、美しく見える様子を美徳にしている民族だ。
切腹が潔くて美しいような不思議な国だったのだ。
これは明らかに、見た目を悪くし、人に威圧感、恐怖感を与えている人の方が叱られる問題でしょう?
私が知り合った若者に、全身がタトゥーの男がいた。悪い男の子じゃなかったが、話を聞いていたら、親戚に総会屋がいた。だから、私はその若者とはもう会っていない。
結局、そういう家柄になるのだ。
彼らはわざと腕の一番太い所にタトゥーをいれて、「自分はケンカが強い。ケンカ上等」というアピールをして街を歩いている。それは不道徳だし、暴力的だ。
目がイってる何かの中毒としか思えない人間とかを「見た目で判断してはいけない。優しい人だ」と近寄って刺されても、私からしたら、「危機管理能力が不足している」とか言えない。
誰かを警戒することは「差別」ではない。
見た目が悪い人、怖い人、奇妙すぎる人が、マイノリティの人たちに属するようになり、「マイノリティ差別をしてはいけない」という風潮に混ざったのだと思う。
本当のマイノリティは生まれつき、生まれた場所の問題でマイノリティになる。
ここで話している見た目に問題がある人たちは、大人になってから意識して、自ら積極的に見た目を悪くした人たちで、その人たちはマイノリティの人たちとは違う。
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