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誰にも相談できない恋愛とセックスの話

里中李生(作家)

里中李生

作家、エッセイストの里中李生です。

世界的に読書離れが深刻な時代となり、私の作品でいうと特に恋愛に関する本は売れず、世間的にも成功論や衣食住に関する本しか売れなくなってしまいました。とはいえ、十万部単位では売れなくなっただけで、読者から「恋愛に関する本を書いてほしい」と声は届いています。出版不況で、恋愛とセックスに特化した本は出版することができないので、代わりにメルマガで私が経験してきたことを伝えていきたいと思いました。

リアルな性愛、快楽、快感の問題から、優秀な男性論、シングルマザーの問題、母親から女に戻る方法など。

真剣に書いていきます。

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タイトル
誰にも相談できない恋愛とセックスの話
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                 誰にも相談できない恋愛とセックスの話

                 世間の醜い嫉妬。カップルは馴れ初めが良ければ何をしてもいい

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ネットビジネスで大儲けしている若いカップルの記事を見かけた。
ビジネスの内容は、二人のセックス動画をサブスクで売ること。
サブスクとは早い話がファンクラブのようなものだ。
ユーチューバーのほとんどの人がやっている。特に、広告収入が見込めないエッチ系や炎上系のユーチューバーだ。
今、他人のリアルなデートを見せるのが、なぜかYouTubeなどで流行っていて、なんでそんなのを見たいのか私には理解できないが、そのカップルは究極であるセックスの披露だった。外国のサーバーを使っているらしいのでボカシがないのかも知れない。それで人気ということも考えられる。
その記事に道徳的な説教コメントがたくさん付いていた。
「後で闇歴史になるからやめとけ」
「将来の子供がかわいそうだ」
などなど。よくある、真面目なふりしたおじさんたちとモテない男たちの説教だ。芸能人の不倫騒動にも現れる彼ら。そんな男たちが非常に多く、そんな説教をしながら、実はエッチな動画などを積極的に見ているか風俗に通っていると思われる。彼らも射精しないと心身に悪いので。
私はそのカップルの記事の、セックスを見せて儲けている大部分の話よりも、二人の馴れ初めに興味を持った。
若い彼の方が何かの事業に失敗。どん底にいた。たまたまネットビジネスの講義か何かで知り合った彼女は、彼をずっと好きだった。彼の方はそれほど彼女に興味がなかったようだ。
まず、この段階で、男の方に、『自分を好きになっている女を手当たり次第に抱く』意思がないことが分かる。どん底にいた彼は、どん底にいたら女で遊ぶ気力がなくなるタイプか、本質が、好きな女性しか抱けないタイプと推測される。
私のことはどうでもいいと思うが、私も好きな女か超タイプの女しか抱けない男だ。

そのカップルの彼女の方が、どん底にいた彼を励まし続けた。
彼がそれに気づいてからは、付き合いが始まったのか彼女は献身的に彼を支えた。具体的にどう支えたかは省かれていたが、それは記事が、セックスを見せて儲けていることに偏っていたから。
彼は、彼女のその献身的な姿勢で彼女を好きになり、二人は本格的に付き合うことになった。飲み会の後で、すぐにラブホに行く男女よりもずっとマシだ。
その後、ネットビジネスしか出来ない彼は、「どんな動画だったら売れるのか」を徹底的にリサーチ。その努力は、私がYouTubeで始めた『りんのポートレート散歩』の二倍、三倍だと思う。私が、『りんのポートレート散歩』の宣伝などを怠っているのではなく、このメルマガを書いているように、無職ではないから、ネット中にある動画を調べることはできないのだ。だけど、無職でも、そんな努力は出来ない人は大勢いて、それが成功するかしないかの分かれ道だ。
彼が毎日、徹夜で調べた結果、『カップル動画』はもう大人気のユーチューバーがいることが分かり、そこを超えるにはセックスだと思った彼は、セックスの動画を載せられるプラットフォームを見つけて、彼女を説得。もともと、彼女は露出が好きだったようで、裸を見られることに抵抗がなかった彼女は、「彼のためならなんでもする」という究極の無償の愛で、そのネットビジネスに彼と一緒に参戦し、今では年収数千万円になっている。
彼女は、ずっと無償の愛。お金がない彼が好きだったのだから。
「まだいるんだな。そんな女性が」
と私は感心した。

ある有名なカップルがいたとしよう。
私はその二人の馴れ初めに注目して、言葉を作るようにしている。
「そんなに好きじゃなかったけど、生活が苦しいから彼と結婚した」
という女子はよくいる。その結婚生活で子供を作ったとして、前述のカップルよりも、子供に与える悪影響は遥かに大きい。お父さんとお母さんがまったく愛しあってないのに、この世に生まれた人間になるわけだから。
セックスを他人に見せる商売をしていても、父親と母親が仲良く愛し合っているのを見たら、子供は納得する。
肉体労働やサラリーマンで頑張っていても、お父さんとお母さんが喧嘩ばかりでは子供は、家族という社会のすべてを否定して、家族社会と似ている実社会でのコミュニケーション能力も失う。
前述の彼は、サラリーマンなどの会社勤めができないと言ったから、よく言う『コミュ障』かも知れないが、まあ、彼女とは会話が十分、成立しているので、単に会社などの組織が嫌いなのだろう。私もそうなので。

男と女の職業は、なんでもよくて、職業差別をしたくなるほどの嫌悪感を発揮していいのかは、その男女の経緯に問題がある場合のみだ。
この記事のカップルが、「もともとセフレでそのビジネスを始めて成功した」と語っていたら、私も不愉快だったと思う。
愛し合っていた行き先に、たまたま見つけたビジネスが、セックスに関するビジネスだったのだ。それはとても良いことだ。他人に見せることで、彼は、彼女が悪く言われないセックスにするだろうし、AVの商売よりも、こちらの方が健全かもしれない。
そして彼は、「このビジネスには限界がある」と分かっていて、常に新しい動画を作ることを考えて、調査、研究していると言っていた。
嫉妬を剥き出しにして、暇つぶしにコメントをしている男たちよりもずっと立派だと思う。

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■執筆者:里中李生
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