… … …(記事全文2,895文字)「町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争・パニック映画編 完結編」(町山智浩・春日太一著・968円・河出書房新社)
『日本のいちばん長い日』という傑作。
映画プロデューサーというと当時はヤクザまがいの人たちが山師的な感覚でやっていたそうですが、藤本真澄は理知的で冷静な人物でした。
石坂洋次郎の『青い山脈』の製作で一躍有名になります。それから成瀬巳喜男監督作品、『社長シリーズ』『若大将シリーズ』とヒットを飛ばし続けます。
「明るく楽しい東宝映画」を具現化し、戦後民主主義の思いを込めた総決算作品をオールスターキャストでやりたい。そこで企画されたのがこれでした。
三船敏郎、小林桂樹、志村喬そして若大将加山雄三まで、東宝のオールスター総出演で、出てないスターはゴジラだけ。
なかでも、阿南惟幾陸軍大臣を三船が演じました。2015年版では役所広司さんが演じています。
監督を誰にするか? 黒澤明は大嫌い。金がかかるからです。



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