… … …(記事全文2,535文字)「基軸通貨ドルの落日 トランプ・ショックの本質を読み解く 後編」(中野剛志著・990円・文藝春秋)
スティーブン・ミラー(=ハドソン・ベイ・キャピタルのシニアストラテジスト)がCEA(大統領経済諮問委員会)委員長に就任したことから、トランプ政権は世界貿易システムを採用し、「ドル切り下げ」を画策している、という推測は十分に成立しています。
どうしてドルが過大に評価されているか?
各国は外貨準備として米ドルを保有しておく必要があるため、ドルには準備通貨として需要が常に存在しているからです。
米ドル需要は貿易通貨としての需要よりも準備通貨としての需要の分だけ多くなります。
また準備通貨国として、米国は各国に準備通貨として米ドルを供給し続けなければならない。そのため経常収支の赤字は続きます。輸入が多すぎるからではなく、世界に準備通貨を供給しなければならないから経常収支は赤字となっているのです。


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