… … …(記事全文3,460文字)「葬式坊主なむなむ日記――檀家壊滅! 還暦すぎて派遣で葬儀に出かけます 前編」(松谷真純著・1570円・フォレスト出版)
「派遣で死者を弔う仕事」
喪主に聞かせられない業界の恥部と、僧侶のフトコロ事情
――葬式しなくちゃいけませんか?
「私は東北地方某県に存する東法院の住職だ。東法院は今から250年ほど前、江戸時代中期に創建された寺院で、先代住職から代替わりしてすでに20年以上が経ち、私は還暦をすぎた。
このように自己紹介をすれば、たいそうな宗教家のように思う人がいるかもしれないが、現在の私は〝派遣僧侶〟としてどうにか暮らしを立てている。
派遣の依頼を受け、現地に赴き、布施を受け取り、導師を務め、経をあげる。後日、受け取った布施の中から、依頼元の派遣会社に手数料を振り込む。
これが私の日常であり、本書は〝派遣僧侶〟という一般の方には耳慣れないであろう職業に就いている私の体験を赤裸々につづったものである。
本書では、派遣僧侶業界にとどまらず、仏教界や宗門の内情にも触れながら、奇妙でおかしなこの世界の全貌を明らかにしたい。」(「まえがき」より)
「葬式坊主」に「派遣僧侶」それに「アパート坊主」・・・と、僧侶に対していろんな言い方があります。「言い方」というより蔑称に近いものではないかしらん。
「今度建てた納骨堂と法要ホールに5億円かかったよ。けど、9割がた埋まりました。無理してでもも少し大きくしてばよかったな」



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