… … …(記事全文3,618文字)「堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本 おまけ」(堺屋太一著・1760円・朝日新聞出版)
レーガン大統領は「規制緩和」と「自由化」を徹底させた、いわゆる「ディレギュレーション」で知られています。たとえば、免許制だった規制を緩和して自由化させました。航空も自由化しています。
すると、だれが反対するかというと既得権を脅かされると恐れおののく連中です。公務員である全米航空管制官の組合がストライキを起こしました。
レーガンは屈したか? とんでもない。13000人の管制官の首をすべて切ってしまいました。軍隊から管制官を借り出して60日間勤務させたのです。
「同時にストリップとカジノも緩和しています。それまでラスベガスとアトランティックシティの2つしかなかったカジノが全米で99まで増えます。
全裸ストリップも全米で認めました。禁止する州は連邦法違反で訴えています。その代わり、無賃乗車は徹底して晒し者にして罰します。駅で晒し者にしたのです」と堺屋さん。
規制をすればそれほど犯罪が増えるからです。収拾がつかなくなり取り締まりが闇を呼ぶからです。
カリフォルニアのLGBTQ州知事、ロス市長、そしてカマラ・ハリスのいずれも、暴動を抑えるつもりはゼロどころか、軍を出動させようとしているトランプを訴えようとしています。
トランプは連中を軒並み逮捕しようとしています。暴動を放任するような連中だから、街がど
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