… … …(記事全文2,750文字)「乾杯屋 前編」(三田完著・1519円・文芸春秋)
芸能界を舞台に己の欲望に翻弄される人々を描く現代の奇譚集。
3000万円もの退職金を注ぎ込み、業界のパーティーで乾杯の音頭を取る「乾杯屋」の株を買ったスポーツ紙記者を待ち受ける陥穽は?
担当編集者より
長老として芸能界に重きをなす音楽評論家から、業界のパーティーで乾杯の音頭を取る役目「乾杯屋」の株を買わないかと持ちかけられた定年目前のスポーツ新聞記者。
退職金を注ぎ込んで乾杯屋稼業に乗り出し順風満帆なスタートを切った。が……。
表題作など6短篇を収録。『俳風三麗花』が直木賞候補作となり、高い評価を得た著者が、己の欲望や妄念に翻弄される人間の弱さを鋭く描いた、リアリティに満ちた現代の奇譚集です・・・とのこと。
立て続けに取り上げます。1回で終わらせていいものかどうか・・・ま、たくさん後につかえてますんでやるしかありません。
というほど、実はじっくり読みたい1冊。全6篇が収められてますけど、そのすべてがなかなか
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)