… … …(記事全文2,247文字)「お化けと森の宗教学: となりのトトロといっしょに学ぼう 前編」(正木晃著・1890円・春秋社)
宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」を教材にする宗教学の入門書とのことです。
「風の谷のナウシカ」には世界中の宗教的な知恵にまつわるメッセージがたくさんあります。
「トトロ」は日本の伝統的な知恵や文化にまつわるメッセージが多い。そんな違いがあります。
主な登場人物は・・・メイちゃん、サツキ、お父さん、お母さん。
メイちゃんが一番よくトトロに会えています。サツキはその次。お父さんは気配しか感じられない。
なぜか? 子供は常に死と生の境にいたからです。だから「神のうち」といわれたわけです。
メイは4歳という設定です。だから、トトロたちに会える。日本の文化的な伝統では「7歳までは神のうち」と言われます。数えで7歳、満年齢なら6歳までの子供は神の領域で人間とは見なされなかったのです。
なぜか?
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)