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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2018年7月3日


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　小浪義明は大正元年生まれ。天涯孤独の人生でした。

　畑の大根や人参をかじって飢えを凌ぎ、徒歩で大阪、神戸、和歌山、名古屋を転々。職を探し回り、キャバレーのボーイとして働きだしたのが大きなきっかけになります。

　25歳で最初のキャバレー「新興会館」を神戸に設立。続いて「新世紀」。大阪にも「エムパイア」や「クラウン」と拡張。「近畿観光」という会社をつくり社長になります。

　「父は継母と別れた後、赤坂の焼き鳥屋の美しい女将を射止めます。有名人ばかりを差し置いて、ついにその女性を口説き落とし、結婚。しかしアル中で、昼は天使のように優しい。夜になってお酒が入ると悪魔。半年で終わってしまいました」とのこと。着物や宝石はしかたないにしても、一緒に買った絵画と装飾品はしっかり取り戻した、といいます。

　それからは「ミカド」の買収に全身全霊をこめます。

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