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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2018年5月28日


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　「文学部を世に知らしめるためには文芸誌を出版することだ。“早稲田文学”に対抗して“三田文学”を創刊しよう」

　この間、荷風は大学にも芸者を引き連れて来ていました。

　「八重次は無学なのに自立した生き方をしようとしている。富松は、旦那に囲われて面倒見てもらってる上に結婚まで迫る。どこまでも男に甘え、頼った人生を送ろうとしている」

　荷風の好きな女は独立自尊の女性なんですね。

　「結婚とはそういうものだよ、自由を失う代わりに束縛に囚われる。永井荷風は荷風らしくあるべきだ！　放蕩無頼こそわが人生だ！！」

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…（記事全文1,851文字）