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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2018年3月9日


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　「辺鄙な田舎町にあるありふれたすし屋から、世界から客がやって来る高級すし店になった──“奇跡のすし店"とよばれるまでの道は失敗の連続だった。それを諦めず、成功に導いたのは、失敗から学び作り上げた商品づくり、宣伝やDM戦術…などのマーケティング戦略だった。そのすべてを公開。この1冊で、あなたの店にも奇跡が起こる! 」というのが版元の宣伝文句なんですけど、違うんだなあ。そんなスマートなものではなく、もっと泥臭いものだと思います。損して悩んで困って空振りばかり。途方にくれたと思うね。

　けど、懸命にやってるから応援しようと思う人も出てくるわけでね。根底にあるのは「愚直さ」ではないかな。愚直だから人の心を動かすんです。頭のいいヤツなんぞ人は心動かされませんよ。

　先週の日曜日に訪れました。2回目です。前日この本読んでましたんで、もう1冊頂いたんで「サイン」をお願いすると、サインの方法がわからない。ホントに名前書くだけ。

　なんか洒落たひと言とか書き添えてくれるものとばかり思ってましたけど、なんかこの木訥さに心動かされましたね。

　ぜんぜんかっこよくない。というより、どちらかというとかっこわるい。

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…（記事全文3,730文字）