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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2017年11月14日


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　本書は経済の動きを見据えた上で髙橋先生ならではの鋭い視点に満ちています。
　曰く、アベノミクスは失敗どころか大成功。実は日本は財政赤字ではない。「人口減少社会」に怯える必要はない。トランプは「保護主義者」ではない。日銀総裁はAIで十分務まる。ブラック企業は死滅する。中国は「中進国」の壁を越えられない、などなど、正鵠を射る論理を次々と展開。なにより日本のメディアのフェイクぶりをあぶり出しています。

　さて、安倍政権は「アベノミクスの加速」と「憲法改正」を大きな目標として掲げていますが、「アベノミクスは確実に成果を上げつつあり、ついに賃金上昇時代がやってくる」そして「その実績をジャンピングボードとして、安倍首相は念願の憲法改正への道筋をつけていく」。

　これが高橋先生の読みです。

　安倍さんは憲法第9条1項と2項を堅持した上で自衛隊の明記、そして教育無償化を例示しましたが、左派系政党と左派系メディアは中身なんてどうでもよくて、とにかく憲法改正に反対。かつての社会党とそっくりですから、きっと社会党と同じ道をたどるのでしょう。


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