━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2017年8月2日


ウェブで読む：http://foomii.com/00080/2017080200000040348
EPUBダウンロード：http://foomii.com/00080-40939.epub
───────────────────────────────────
　後に「村上ファンド」と呼ばれるわけですが、当初の株主構成は著者か49％、オリックスが45％だったそうです。M&Aコンサルティングですね。
　自宅の一部をオフィスにして、副社長2人、秘書1人、経理1人と、こじんまりとスタート。

　最初の大きな案件は東急グループの再編コンサルティングでした。当時の東急電鉄の時価総額は2000～3000億円とかなり安いわけです。

　さくら銀行頭取、日銀総裁をつとめた福井俊彦さんもファンド設立時に「少ないけれども」と言って投資してくれたそうです。アドバイザリーボードのメンバーにもなってくれました。三井住友銀行の西川善文頭取、安田信託銀行の笠井和彦会長など、銀行経営者を4名も紹介してくれたそうです。　

　その後、村上ファンドのインサイダー事件に伴って、日銀総裁を辞任。国会の証人喚問されるなど、たいへんな目に遭わせてしまったわけですが、この人は恬淡としてるようで、文科省のせこい次官とはレベルが違いました。すべての元本及びリターンを日本赤十字社に寄付しました。


…
…
…（記事全文2,719文字）