━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 年3000冊読破の読書王! 中島孝志の読む!通勤快読 宅配便 2016年9月9日 ウェブで読む:http://foomii.com/00080/2016090900000034961 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00080-35567.epub ─────────────────────────────────── マハンが『海上権力史論』を書いた後、日露戦争が起きます。 日本は満州方面でロシアと決戦する覚悟でした(奉天会戦)。朝鮮との輸送線を確保しなければならない。ですから、ロシアはすぐ日本艦隊と決戦して制海権を確保して輸送線を断ち切ることを目標にすべきだったんですが、そうはしなかった。 よっぽど日本を舐めてかかっていたんだ、と思います。事実、そういう言動が将軍たちの間にはたくさんありました。 ロシア海軍提督ロジェストウェンスキーはベトナムのカムラン湾に停泊し、いざこれから出撃というとき、石炭を大量に積み込むよう命じます。船室にも積み込み甲板にもあふれるほどでした。結果、船体は不安定となり、速度も遅くなり、喫水線はギリギリ。砲火を受ければたちまち火に包まれることになったわけです。 陸軍参謀本部と海軍軍令部が大本営を構成しています。陸軍と海軍はいつも意見が合わない。これはどんな国でもそうです。作戦はちぐはぐにならざるをえません。いったいどちらが敵なのかわからない。… … …(記事全文2,409文字)
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)