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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2016年8月17日


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　終戦の日のブログにも紹介していますが、ここでも少しコメントしておきたいと思います。

　「ソ連参戦前に降伏させ、極東密約を空文化しなければならない」
　ルーズベルトの跡を継いだトルーマンはそう考えます。でなければ、北海道をソ連は奪う。となると、日本を分割統治しなければならなくなります。ドイツ、朝鮮の憂き目です。

　天皇制を残し、日本の穏健な資本主義的勢力を残す。トルーマンの狙いは、共産化を防ぎ、戦後、アメリカと共存共栄の関係を築き、アメリカの金融業と大企業が日本から永続的に莫大な利益をあげ続けるために、です。

　国務次官ジョセフ・グルーは5月31日の暫定委員会で原爆を日本に使用する方針を決めたことを知ります。そこで、早くポツダム宣言を受け入れさせるために、原爆の恐怖も声明に加えることで、日本に早期降伏を促そうと考えを変えます。


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…（記事全文2,948文字）