━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 年3000冊読破の読書王! 中島孝志の読む!通勤快読 宅配便 2016年7月11日 ウェブで読む:http://foomii.com/00080/2016071100000034036 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00080-34642.epub ─────────────────────────────────── 当時は、金を扱う職業や会計慣行の大半は教会法に反していました。キリスト教世界では金貸業を禁じていたわけです。1179年に開かれた第3ラテラノ公会議は、高利貸しをキリスト教徒の墓地に埋葬することすら禁じました。 「高利は強欲の大罪である」 ダンテは金貸しは正直者を貧困に追いやる泥棒であるとして、「神曲 地獄篇」では、首から下げた金袋のことが片時も頭から離れない人物として描いています。 帳簿をつけてはいたものの、「最後の清算」を行うのは人間ではない。神がするものだ。罪は善行で埋め合わせられる、と教会も積極的にこの理屈を後押ししたんです。すなわち、富と罪を数え上げて、神に対する負い目を計算したわけです。 そもそも宗教は「契約」に基づいています。神と民との契約です。神に約束し、これを果たせなかったり忘れたりした場合、最後の審判の日に罰せられることになっています。… … …(記事全文2,315文字)
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中島孝志(作家・コンサルタント etc)