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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2015年10月22日


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　「国内外の気鋭の論者が徹底討論！」と宣伝コピーにありますが、だれがなにを発言したかにはさらさら興味がないので、エッセンスのみ、お伝えすることにしましょう。

　なお、来週、本書のメインであるエマニュエル・トッドの著書をご紹介しますので、2つ読むと、ああこういうことか、とすんなり理解できると思います。

　「こんな世界になったのは、すべてエリートが悪いのよ」が結論ですね。

　たしかに、一国を興すも潰すもリーダー次第です。そういう意味では、政治リーダーの甚だしい劣化が責めを負うべきでしょうが、そういう政治家、リーダーを選択したのも有権者の責任。つまり、天に吐いたつばは自分で呑まないとあかんわけです。

　本書では、政治リーダーではなく、おもに金融界のリーダーについて、あれこれ文句をつけていますが、所詮、金勘定ばかりしている連中ですから、そもそも、「世界のために」とか「人類のために」とか「最小投資で最大幸福を」なんてご託を並べても、同じ言語で語れない、と思います。

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