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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2015年8月10日


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　寺院消滅は加速度的に増えています。

　団塊世代が田舎に住む親を都会に呼び寄せています。両親が死んだ段階で、墓も自分たちの生活圏に移すわけですね。
　すなわち、現代は、墓が日本全国を大移動する時代なんです。”墓が彷徨う”時代とも言えるでしょう。

　最も深刻なトラブルは寺と檀家との関係悪化、つまり、住職が改葬を認めないことです。

　数年ぶりに田舎の寺を訪れた際、「ウチの墓がきれいさっぱり消えていた」という悲劇も現実に起きています。
　檀家は賃貸物件の家賃のように「使用権」を得ているにすぎません。「永代使用」や「永代供養」という場合、誤解と錯覚があります。「管理費」が定められている場合、代金の支払いを一定期間怠れば、墓石が撤去されても文句は言えません。そうなると、遺骨は「無縁仏」の扱いになります。

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…（記事全文2,728文字）