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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2015年6月23日


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　どのデパートからも出店を断られた桂由美さん。自分でやるしかない、と悟ります。
　そして1964年、自前の店舗を用意する。一番の候補地は赤坂。1階には有名な洋菓子店兼喫茶アマンドがあるビルの2階を借りることにした。

　芸能人や有名人が「あら、素敵！」と立ち寄り、「自分の結婚式にぜひ着たい」と言い、マスコミで取り上げられる・・・。
　こんなイメージを描いていると、賃貸契約の保証金を用意する段で、お母さんから待ったがかかります。

　「注文する人が、今、年間何人いるか・・・。それで毎月、高い家賃を払っていたら、資金繰りに追われて目的までゆがんでしまうわよ。あなたが目指しているのはただの店の経営者じゃなくって、新しい業界をゼロからつくりだすことでしょう？」

　お母さんは事業家。洋裁学校をつくった人ですよ。

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…（記事全文2,537文字）