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　　　　　　　　　　　　年3000冊読破の読書王！
                   中島孝志の読む！通勤快読 宅配便


                            2014年11月25日


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　ヴァイオリニストの五嶋みどりさん、五嶋龍さん、この姉弟の母親であり、いちばん最初にヴァイオリンを教えた指導者でもあります。
　この本を読みたくなったのは、みどりさんを描いたドキュメント番組（NHK）を見たから。こういう精神的に強くて優しい女性はどんな環境で生きてきたんだろう。シンプルな疑問がきっかけなんですけどね。
　なんとも、このお母様、壮絶な生き様つうか、猪突猛進。決めたらまっしぐら。ま、でないと、こういう子どもは育てられませんね。

　みどりさん10歳6カ月、龍さん7歳と9日で、プロのヴァイオリニストとしてデビューしました。
　「天才」とか「神童」と呼ばれた2人。すると、「天才の母親」とか「神童の母親」と呼ばれる。で、「本を世に出す」機会を与えていただいたり、講演に招いてくださったり。

　「みどりや龍を天才とか神童と思ったことはただの一度もありません。ほかのお子さん方とは違う特別な才能があると感じたことも、まったくありません。ましてや、二人の天才を育てたなどと思ったことは、ほんの一瞬たりともありません。なりゆきまかせでした。ふつうの子どもたちです」


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