… … …(記事全文3,419文字)『晩節を汚す』という怖い言葉がある。
ほとんどの場合、高齢になってから犯罪を犯してしまう事に使われるが、
厳しい国だから、仕事や名誉を失ってもそう言われることがあるし、若い頃よりも友人が減っていたり、評判が悪くなっていても言われる。
高齢になってから犯罪者にならなければ、人は、それほど晩節が汚れるとは思っていない。
誰でも歳をとれば、失敗は多くなるものだ。
失敗に対する日本の厳しさは、失敗したら切腹しないといけない時代からの呪い。
失敗したら、いなくなる、自死するのが日本人の美徳だ。アホやろ。
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今、日本で、晩節さえ汚さなければ最強の勝者がいる。
時代と逆行した生き方を世間に晒していて、それでいて終わってもいない。
彼はいったい何者なのか。
そして我々は彼に学ぶべきか、彼を拒絶するべきか。