… … …(記事全文3,922文字)コロナ禍の時にメルセデスベンツを手放した。
事情はいろいろあったが、そのベンツを買ってから不運ばかりが続いたから、というのが一番の理由だ。買った途端に大きな病気になったのでは、非科学的な事は信じない人間でも怖くなる。
ただ、女子ウケは最高だったし、乗り味も抜群。
特に直進安定性は驚くほどで、高速で気が付いたら免停になるくらいの速度オーバーになってしまう。つまり、100km/hくらいで走っている感覚でいるのに、150は出ているということ。
それでも微動だにしない。揺れない。軽自動車でそれをやると強風や追い越しで横転するだろうが、それをしている軽自動車の猛スピード運転手は多い。
こちらは、200km/hを出しても楽にハンドルを握っていられるだろう。しかし、悪いことばかり続き、
ちょうど、良いモデルさんと出会った事もあり、撮影用に使えるマツダのCX-3というSUVに替えたが、クリーンディーゼルの音がトラックと同じで大ショックを受けた。
車好きはエンジンの音にこだわる。
信号待ちをしていたら、「どこのトラックがうるさいんだ」と思いきや、なんと自分の車である。(今のマツダ車のディーゼルは静かになっている)
「こんな車、一時間も運転できない」
その後、あるスポーツセダンに乗り換えたが、これでまた強烈な不運というか事件が頻発。
その車を巡っての警察沙汰にもなったから、また手放した。
あなたにも、こだわる『一番大好きなモノ』があると思う。
例えば腕時計だとして、ある高級腕時計を買った途端に、身内がどんどん死んでいき、自分も事件に巻き込まれたら、その腕時計は手放すと思う。
私にとって車は、苦悩していた時期に、私に『自由』を教えてくれた大切なモノ。
ある車を買ったら不幸になってはその車は乗れない。
コロナ禍の時に私が欲しかった車は500万円以上するものばかりで、コロナ禍だったから先行き不安すぎて、いったん、ホンダの中古車に乗り換えた。
思い出してほしい。
ワクチンだ、自粛だ、密だ、飛沫だ、マスクだ、規制、制限だ、でどれくらいの人が職を失ったか。WHOと自民党の狂気にやられたんだ。
CR-Zというその車は、15年前に発売したスポーツクーペ。新車価格は250万円くらいで、当時はそれで恰好がついたが、2024年にそれに乗っていたら、ただの古臭い車にしか見えなかったのか、助手席に乗るモデルさんたちの反応が悪すぎる。
分かりやすく言うと、2024年に日産の古いスカイラインとかシルビアのような車に乗っているようなもの。
当時は人気で価格もそれなりでも、今では、安全装置もBluetoothも付いていない古色蒼然とした車内の車だ。
ある日、Twitter(X)で、『女子が嫌いな車ベスト5』を書いていた男がいて、
「じゃあ、何に乗ったらいいんだよ」と怒っていた。
あなたの男の人生は、やはり車で決まるのだ。
男らしく生きれば成功する ~君たちは悔しくないのか~
里中李生(作家)