… … …(記事全文3,837文字)先日、私は当たり屋のような男二人に絡まれた。
ドライブレコーダを確認後、当たり屋ではないと判明したが、相手が急に車を止まらせて私が、「コツン」とぶつけてしまってからの、相手二人組の手際の良さと言ったら、「慣れてる」のは明白だった。きっと、駐車場でのドアパンチだっけ? あれにも難癖をつけている男なのでしょう。
車は毎度お馴染みのプリウス。私の任意保険の会社の担当者も、「プリウスに乗っている人にはうんざり」と言っていた。
私を偶然すぎるほど偶然にあった国道沿いの空地のような駐車場に連れ込み、さかんに因縁をつけてくる。免許証と車検証を無理に奪い、勝手に写メを撮る。それは警察曰く、違法ではないらしい。プライバシーを盗まれて違法ではないのが奇妙だが、それが違法にならないことを知っているという男たちだ。ちなみに警察は完全にその男たちの味方。なぜ、警察やマスメディアは悪い方の肩を持つのか、という疑念がリアルに湧いてくるが、実は、大半の出来事で善人や被害者の方には良いも悪いも証拠があり、悪人の方は状況証拠しかないからなのだ。状況証拠では警察は滅多に動かない。林眞須美くらいだろう。状況証拠で強引に逮捕されたのは。あの人、犯人ではないよ。和歌山では住みたくないな。
住む場所は『景色が良い所ではなく警察署の評判がいい所』だ。
そして悪人の方は違法か違法じゃないかを知っていて、上手に警察を取り込むわけ。証拠を隠して逃げるのも上手い。
私は「コツン」をやったから加害者的になるが、因縁をつけてきて、私から示談→現金を欲しがっていたチンピラみたいなのはあっち。私は「コツン」の後は被害者と言える。
彼らの「オラオラ」は続く。
「あー、だんだん、首が痛くなってきたよ。病院に行って検査しないと。治療費が高いぞ」
事故処理にきた警官が「帰りなさい」と言い残し、いなくなってからも私を帰らさない。つまり、私とケンカをしたいわけだ。向こうはサラリーマン風の四十から五十代の男。もう一人は三十代後半。
そして、皆さんご存じのように、私はすごく痩せている男だ。そして礼儀正しく、腰が低い。後者は良い事はほとんどないから、後で説明する。
で、皆さんが知っているように私は、なんと合気道をしている。それを見た目では相手の男たちには分からないという話をまずしたい。
男らしく生きれば成功する ~君たちは悔しくないのか~
里中李生(作家)