■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.918 <918号:増刊:中央銀行は、国民のためには必要がない(5)> 2017年12月20日:銀行が行う信用創造 EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-43657.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2017122110000043094 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。日曜日と月曜日、有馬温泉に行きました。中央を流れる川が侵食し、山が迫る狭い谷に、数十軒の旅館とホテルが建ち、坂には土産物店や食堂が並ぶ。 食、温泉、宿泊、サービスの品質がいずれも高いレベルです。湯に鉄分が多く、黄土色に濁った「金泉」で名高い。温泉水のままがいいだろうと、かけ湯を浴びず下着をつけると、鉄サビの茶色です。体の芯まで温まり、汗の時間が長い。温泉は、宝に思えます。 廊下の、ひらいた窓から、空と山を眺める。この風景をどう表現するかと考えていると、文章を作る習慣のためか、文字のつらなりになっていきます。 平安人は和歌でした。画家なら絵でしょう。医者や経済学者は、これをどう見ているか。自然の風景が景色になれば、その人の、観念の世界でしょう。文章は観念(概念)です。 ここでも日銀が作りFRBのドルとの交換ができる紙幣が使われます。秀吉の愛用した温泉ですが、中央銀行家は、どう見るか。国籍をもたないロスチャイルド家は、国家のマネーの創造(信用創造)による支配が、世界の支配と考えてきたのです。世界化した資本主義の制度の中で、ホテルの株を買い、その資産と経営を陰から支配する。銀行の頂点が中央銀行であることから、その株をもつ。 ロスチャイルドが国籍をもたなかったためか、資本主義のイデオロギー(経済と制度に関する思想)には、国籍がない。明治の日本政府は、これを「封建からの近代化」として採用したのです。 米国や英国の植民地を避けるための富国強兵の政策から、明治に作られたのは三井、三菱、住友などの、政府に近い財閥でした。日銀は、「三井銀行の為替方(為替部)」が元になって作られたものです(明治15年:1882年)。 明治の、後発の資本主義は、現在の中国のように、お金を作る政府と一体でした。これを、一国二制度ではなく、殖産興業としています。 「銀行の近代化」と言われた18世紀から19世紀にかけ、中央銀行が、政府紙幣に代わって発行するようになった国家のマネーは、国民経済の信用をバック(担保と同じ)に発行されるものです。… … …(記事全文10,768文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )