■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月):Vol.1057 <1057号:バブル株価を襲った、コロナショック> 2020年3月11日:世界の株価では、下落の金額が史上最高になった ウェブで読む:https://foomii.com/00023/2020031208000064484 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ いやぁ、日曜日から週明け、唖然としましたね。まず、DUCASCOPYを見ていて変だったのは、日曜日の夕方から、NYダウのCFD(FXのような差金取引)の価格が、心臓の停止を示す医療機器の信号のように、一直線になって、価格が動かなくなりました。世界の株価と原油、金などの価格変動をリアルタイムで示すのがスイスのDUCASCOPYです。 https://nikkei225jp.com/nasdaq/ 何回リロードしても、状態は同じでした。現物株とは違うCFDや先物は、普通、週末や祝日でも、24時間の取引ができます。一体、NYで何が起こったのか。最初、「通信の技術的な問題、あるいはサイバー攻撃か」とされていたのです。実際は、売買が急に増えて混乱し、コンピュータが処理しきれなくなっていました。 以降では、「複雑系の世界金融」を描きます。 【サーキットブレーカーの発動(初めてのケース)】 NY時間で月曜日の午前9時からは、NYSE(ニューヨーク証券取引所)が開きます。開場の直後、ダウは、CFDを追って2000ドル(7.79%)下落し、7%以上の暴落を止めるサーキットブレーカーが発動したのです(家庭で過電力が起こったときの、安全のためのブレーカーに似ています)。CFD(差金取引)の価取引停止は、この先駆けでした。 「買い手のない売りが殺到」していたからです。08年9月15日のリーマン破産のときより大きな下げです。下げ幅の最大値は、2185ドル(7.9%)でした。月間に延長すれば35%、3か月では61%になる暴落です。世界の、専門家の投資家全員にとって、初めて経験することです。 【1929年10月24日:暗黒の木曜日】 1929年の、経験がある人がいなくなっている「暗黒の木曜日(10月24日)」のようでした。「第一次世界大戦後の、戦費国債発行によるバブル(米国は超ブーム)」のなかにあった米国株は (1)〔第一次、二次下落〕1929年9月3日からの30日で17%急落し、1週間は回復して、その後も下げ、 (3)〔3次下落が暗黒の木曜日だった〕29年10月24日の暗黒の木曜日。恐慌の終息は4年後の1933年から。(1928年から29年の、米国株の価格の動きは、今回と不気味に似ています↓) https://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702304775004579394292555507078… … …(記事全文15,319文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )