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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

安倍首相は議員バッジを外さなければいけない
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月13日130号 ■   ==============================================================   安倍首相は議員バッジを外さなければいけない  ==============================================================  北朝鮮が拉致調査打ち切りを宣言した。  しかも、外交ルートを通じた日本政府への通報ではなく、朝鮮中央通信による一方的な公開放送で宣言したのだ。  考えられない北朝鮮の行動だ。  これ以上の安倍外交の失敗はない。  もはや安倍政権と金正恩体制の下では、拉致交渉の進展は100%あり得ない。  拉致被害者の一人である蓮池薫さんの実兄である蓮池透氏が、安倍首相は拉致被害者たちを見殺しにしたという本を出版した時、安倍首相は怒りをあらわにし、国民の見ている国会答弁の中で、拉致問題を政治的に利用したという批判が正しいなら議員バッジを外す、とまで大見得を切って、その批判を否定した。  当然だろう。  利用していたとしたら議員の資格はない。  そのような事があってはならない。  しかし、安倍首相は拉致問題は自分の政権で必ず解決すると何度も公約している。  ならばその責任をとって政権を降りなくてはいけない。  そして政権を降りるということは、すなわち議員を辞めるということだ。  総理になってわずか一年で政権を投げ出した政治家失格の安倍首相が、どういうめぐり合わせか知らないが、再び総理の座につく幸運を手に入れた。  それにもかかわらず、なにひとつ国民のためにまともな事を成し遂げられないまま政権を降りるのだから、もはやそれ以上政治家を続ける資格はない。  北朝鮮の拉致調査中止宣言は、安倍首相に議員辞職を迫ったということだ。  拉致問題の解決は、まったく新しい政権によって再出発しなければどうにもならなくなった。  少なくとも拉致問題の解決については安倍政権が続く限り時間の無駄だ。  拉致被害者家族がいま発すべき言葉は、「北の脅しに屈しない」と憤ったり(2月13日読売新聞)、戸惑いながら北朝鮮の出方を「まつだけ」(2月13日朝日新聞)と嘆くことではない。  一日も早く解決できる政権に代わってもらいたい、と政治に迫ることである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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