□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月7日115号 ■ ============================================================== 「防衛ではなく危険物処理のための破壊措置命令」という笑話 ============================================================== 北朝鮮が人工衛星発射時期を早めたといって、また大騒ぎしている。 この調子では、北朝鮮が発射し終わるまで、毎日このニュースがトップニュースだ。 しかしなぜPAC3を沖縄の石垣・宮古島などへ配備するのだろう。 真っ先に守るべきは、皇居や永田町・霞が関などの中枢や米軍基地、原発所在地だろう。 そう思っていたら、きのう2月6日の東京新聞が教えてくれた。 北朝鮮が発射に失敗した時に落ちてくる物体が日本領域に降って来た時に備えて、防衛大臣はミサイル破壊措置命令を出したのだと。 「万が一」に備える危険物処理のイメージだ、と。 なるほど。これなら合点が行く。 そしてきょう2月7日の朝日新聞が書いた。 迎撃ミサイルの有効性については多くの専門家や自衛隊幹部までも疑っていると。 それならそうと、もっとはっきりメディアは大きく書いて国民に知らせるべきだ。 大騒ぎすることではないと。 それにしても、ここまで国民が重税にあえいでいる時に、よくも巨額な予算を迎撃ミサイル導入につぎ込んで来たものだ。 政府が北朝鮮の危機を煽る理由がここにある(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)