□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年2月7日116号 ■ ============================================================== 小型核爆弾の完成を公表した米国こそ平和の最大の敵である ============================================================== 北朝鮮の核脅威ばかりが騒がれるが、その北朝鮮が水爆実験成功を発表してから間もなく、米国が小型核爆弾の完成を公表した事を知っている日本国民はどれほどいるだろう。 それを教えてくれたのが二週間ほど前の週刊エコノミスであった。 そして送られて来たリベラルライム最新号(3月号)で、明治大学の越智道雄名誉教授が書いている。 「B61モデル12」というこの小型核爆弾は、ジェット戦闘機に搭載できるほど小型化された核爆弾であると。 ピンポイント爆撃に使用できると。 対中国戦略上の切り札であると。 もちろん北朝鮮の核施設破壊も標的であると。 とんでもない兵器だ。 何がとんでもないかと言えば、この核爆弾は破壊力を自由に調整できるらしい。 だから核爆弾の使用による被害を極限できるという。 そうなれば、核爆弾を実際に使っても、人類の破滅という事態を招くことなく、壊滅すべき目標とその周辺の究極の犠牲だけで、敵を壊滅できる事になる。 核兵器使用のハードルが一挙に低くなる。 よくもこのような悪魔の武器をつくれるものだ。 就任早々核兵器廃絶を謳ってノーベル平和賞をもらったオバマは、よくもその在任中に、このような兵器の開発を認めたものだ。 これではっきりした。 米国は憲法9条の精神の対極にある究極の戦争国だ。 こんな米国に従属して軍事協力を進める日本に未来はない。 日米同盟からの決別を唱えないような護憲論者は、本当の護憲論者ではない、ということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説
天木直人(元外交官・作家)