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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

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「天木直人メルマガ」10.6.22.発行第217号 サミットで頭が一杯に違いない菅直人首相
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□■□■  【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■    天木直人のメールマガジン 2010年6月22日発行 第217号 ■          ─────────────────────────────             サミットで頭が一杯に違いない菅直人首相      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  消費税増税問題で菅直人新政権がゆらいでいる。  支持率が下がり、参院選に立候補している民主党議員が反発している。  そんな話は聞いていない、菅首相の勇み足だ、などとと党内から不満が出ている。  攻め手を欠く野党が、ここぞとばかり消費税増税批判を叫ぶ。もともと消費税増税を 唱えてきた自民党でさえも批判するという滑稽さだ。  なぜ菅総理は自らの首を絞めるような消費税増税を突如として言い出したのか。  それが、自らの信念から由来する発言でない事は明らかだ。  ついこの間まで増税は鼻血がでるまで行なわないと言っていた。  それが高支持率からくる傲慢さのなせるわざか、といえばそうでもないだろう。 菅直人は傲慢かもしれないが、それよりも現実主義を優先する政治家に違いない。  それではなぜ?  財務官僚に取り込まれたというのが専らの見立てだ。乗数効果というマクロ経済学の 基礎用語が分からなくて国会答弁で恥をかいた。それ以来財務官僚に頼るようになった、などと 面白おかしく書かれている。  しかし、このタイミングで菅首相が消費税増税を突如言い出したのはもっと明確な理由がある。  それを見事に言い当てているのが6月22日の読売新聞の記事だ。  つまり6月25日から始まるG-8,G-20で日本が埋没する事をおそれたからだ。いや、 日本の存在感をアピールしたいからだ。日本というよりも自分の存在感を示したいのだ。  サミットという国際政治のひのき舞台で、世界の首脳に対し日本の存在感を示したいのだ。  日本国民に対し、外交に素人の自分でも国際舞台で堂々と渡り合えるのだ、ということをアピール したいのだ。  それを財務省や外務省の官僚たちに言いくるめられてその気になってしまったのだ。  1976年の第一回サミット以来、サミットの性格はずいぶん変化した。  石油危機後の世界経済危機を受けて始まったサミットは、先進主要国が世界を支配し続けるための 戦略的な会議という意味合いが多分にあった。  そんな会議に日本も仲間に入れてもらったという高揚感があった。  しかし、それから三十数年を経て国際情勢は様変わりした。もはやサミットでは何も決まらない。 サミット不要論が出るようになって久しい。  それでもサミットが続いているのは自分がホスト国の順番になった時に止めようと言い出す国が なかったからだ。  そんなサミットであるにもかかわらず、毎年大騒ぎする国はもはや日本だけだ。  およそ国際性に乏しい日本の政治家は国際会議に日本を代表して出席する事に緊張する。  その結果必然的に官僚に依存する事になる。  官僚はここぞとばかりにサミットの重要性を吹聴して政治家を脅かす。  そうとでもしない限り、もはや官僚の優位性を保つ事はできない。  総理にとって最初の国際舞台だ、各国首脳も注目している、ギリシャの財政危機を受けた財政再建と 経済成長はもはや国際社会の最大の問題だ、各国が日本の財政政策に注目している、日本を孤立させて はいけない、日本の存在感を示すことができれば総理に対する国民の支持率もあがる、などなど。  かくして菅直人首相は消費税増税で二枚舌を使う事になる。  来るサミットでは消費税引き上げの決意をアピールして決意の強さを見せつける。  その一方で国民に対しては、消費税引き上げはまだ先の話だ、国民生活に配慮した課税方法を考える、 などと選挙対策用の説明をし始めた。  菅直人首相もまた、官僚と一緒になって世界と国民をごまかす凡庸な首相になりつつあるということだ。                           _______            お知らせ  発売中の「さらば日米同盟」については、その概要が以下のURLで見ることが出来ます。  http://www.amakiblog.com/img/pr2.jpg     お知らせ  2009年1月から「まぐまぐ」社を通じて配信してきました有料メールマガジン 「天木直人のメールマガジン」は6月30日をもって終了し、7月1日からはあたらしく 設立されたfoomii と言うメルマガ配信会社から次の通り改善して継続配信されます。  ・月額525円を月額500円とする(消費税を発行者負担とする)。  ・携帯電話(モバイル)でのメルマガ購入/購読を開始する。  ・メール配信に加えて、過去アーカイブのWebページ閲覧を始める。  引き続き、「天木直人のメールマガジン」を購読していただける読者におかれては、下記URLより、 あらたにメルマガの登録(申し込み)をお願いします。登録(申し込み)は随時受け付けています。  ◎天木直人のメールマガジン ─  反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説  http://foomii.com/00001/  フーミーのホームページを開いて私の顔写真をクリックすると案内の画面が出てきます。  (1) 【購読手続きへ進む】ボタンを押下し、「新規ユーザー登録」より、   ・メールアドレス   ・パスワード   ・クレジットカード番号(有効期限)   を入力後、入力した情報を確認。  (2) 間違いがない場合、「購入する」をクリックして申込完了。  読者の皆様におかれてはこれまでのご購読ありがとうございました。  引き続き購読を継続される読者におかれては7月1日から、気分を一新して、より充実した配信を 続けていく事をお約束します。日本の将来をともに監視し、考えて行きたいと思います。 

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