━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/04/10 主権者国民のための政治体制を取り戻さねばなない 第193号 ──────────────────────────────────── 野田佳彦内閣の本性がより鮮明になっている。 消費税・原発・TPP を見れば、この政権の本性は明白だ。 国民の生活を第一に考える政権ではない。 米国と官僚と大資本の利益を第一に考える、米官業利権複合体政権である。 福島はきわめて豊かな地域だった。 自然に恵まれ、自然と人間が調和のとれた生活を平和に営んでいた地域であ った。 その福島が損なわれた。 損なわれたのは福島だけではない。 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、山梨、長野、新潟、宮城、山形まで、 広い範囲で大地が損なわれた。大気も損なわれた。海洋も河川も損なわれた。 放射能の最大の特徴は、収束までに気の遠くなるような時間がかかることで ある。 すべては原発の事故がもたらした災厄である。 この地域の観光業が、農林水産業が、いま深刻な後遺症に苦しんでいる。… … …(記事全文4,387文字)
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植草一秀(政治経済学者)