━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/03/30 最後に正義が勝つ 第182号 ──────────────────────────────────── いよいよ政局が動き出す。 焦点は消費増税である。 メディアは財務省TPR(TAXのPR活動の名目で財務省が展開する大掛 かりな言論統制活動)の影響を受けて、増税推進だが、世論は明らかに野田消 費増税に批判的である。 増税そのものには理解を示すが、野田佳彦氏の国民裏切り、ペテン増税には 強い憤りを感じている。 民主党内の状況は2対1で増税反対が多いと思われる。 最大の理由は、民主党議員で消費増税賛成者は、次の選挙で強烈な「落選運 動」を展開される可能性が極めて高いからだ。 可能性というよりも、少なくとも本ブログは落選運動を展開する。 ネットの情報伝播力は極めて大きくなりつつある。 うそつき代議士、二枚舌代議士、ペテン師代議士、と宣伝されまくれば、当 選の見通しはまるで立たなくなる。 閣議決定で国民新党は政権離脱の構えだが、利権派議員は与党残留を希望す る。事務的にどのような手続きになるのか、現段階では判明しがたい。 民主党内の小沢氏グループは内閣および党の役職から離れる方針を固めた模 様である。 民主党内の勢力分布では、恐らく反対多数になるだろう。 したがって、法案成立は難しい。 そうなると、裁判所カードを利用するリスクが生まれる。 小沢氏無罪の判決が小沢氏有罪に書き換えることだ。 しかし、実体上の無罪はすでに皆が知っている。 そのなかで有罪が示されれば、批判の向かう先は、裁判所ということになる。 大善文男裁判長が弾劾されるだろう。… … …(記事全文1,671文字)
メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」
植草一秀(政治経済学者)