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メルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」

植草一秀(政治経済学者)

植草一秀

第181号 利権目当ての国民新党離脱者は国民支持を失う

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「植草一秀の『知られざる真実』」 2012/03/29   利権目当ての国民新党離脱者は国民支持を失う                第181号 ────────────────────────────────────  財務省のTPR(TAXのPR活動の名目で財務省が展開する大掛かりな言 論統制活動)にひれ伏す大半のマスメディアは、ジャーナリズムの本来の役割 を顧みることもなく、ひたすら、「シロアリ退治なき消費増税」の強行実施に 向けての世論誘導を図っている。    3月以降の世論調査は明らかに人為的な手が加えられたものである。    野田内閣の支持率は一段と低下しているはずだ。    それを、各報道機関が人為的に操作して数値を発表している。    メディアの世論調査を取り締まる法律がないことから、基本的にはやりたい 放題のことが行われている。    それでも、野田内閣がいま進めている「シロアリ退治なき消費増税」につい ての数値では、反対が過半数を超えている。    人為的な操作では追いつかない数値なのだ。        国民は、見るべき点をきちんと見ている。    野田内閣の消費増税に国民がなぜ反対なのかと言えば、野田内閣の消費税増 税提案には、正統性がかけらも存在しないからである。    国民のすべてが消費増税に反対というわけではない。消費増税が将来的には 必要であると考えている国民は決して少なくない。    また、いま、谷垣自民党が消費増税を提案するなら、賛成する者はもっと多 いはずだ。    しかし、野田佳彦氏が提案する消費増税にはどうしても賛同できない。    そう考える国民が圧倒的に多い。        理由は単純である。野田佳彦氏のものごとの進め方が、民主主義の基本ルー ルに反しているからだ。    第一に、野田佳彦氏は2009年8月15日の街頭で、「シロアリを退治し
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